タンクタイガーは油炊き ボイラー、ハウス加温機、冷温水機、ドライヤなどの燃焼機器の燃料にご利用ください。もちろん、ご家庭のファンヒーターやストーブの灯油にもご利用できます。

タンクタイガー導入のメリットは?


 燃料が完全燃焼に近づくことで機器の燃費向上の他にもメリット・特徴があります。

タンクタイガーの添加量は?


タンクタイガーの添加量はごく僅かで、必要なのは燃料油量の1/10,000です。燃料が10,000Lなら添加するタンクタイガーは1L、灯油ポリタンクに入っている灯油20Lには、わずか2ccで燃料分子の塊を解いて細分化します。

タンクタイガーを燃料に添加するには?


ご家庭などの灯油ポリタンクやホームタンクは給油口から添加してください。産業施設の燃料タンクではいくつかの方法がありますが、添加するタイミングは給油の直前が基本となります。

▶地下タンクの場合は給油口から添加できます。添加後に給油してください。

▶地下タンクで給油口から添加できない場合はタンクのマンホールから添加できます。添加後に給油してください。

▶屋外タンクの場合はタンク上部のマンホールから添加できます。添加後に給油してください。

▶屋外タンクの場合はタンクローリーのホースに添加してもらい燃料と一緒にタンクへ送る方法も可能です。事前にローリーの運転手にお尋ねください。

添加するだけでいいの?


 どんな燃料も最適な環境で燃やさなければ上手く燃えません。最適な環境とは機器の保全状態や燃焼調整の状態のことです。タンクタイガーの働きは燃料分子の塊を細分化して燃焼室内で燃やし切るのに有利な状態に改善することなので、燃料の改善に加え、機械や調整の状態によって結果的に添加するだけで燃費が向上する場合もあれば、機器の整備や再調整等が必要な場合もあります。

▼添加するだけで燃費向上するパターン(灯油焚き機器に多い)

この図は燃料の性能が低い(燃料の辺だけ短い)ことで機械の性能が発揮できていない状態です。燃焼調整も初期設定のままでこの状況には合っていません。       
燃料の性能が引き出された(辺が伸びた)ことで3辺の頂点が高くなりましました。つまり燃費が向上した状態です。機械の性能が最大限発揮され、調整の設定ともぴったり合った状態が頂点の高さが最も高くなります。

▼機器の整備も必要となるパターン

燃料の性能に加え機械も消耗・摩耗等により性能が低下(燃料と機械の辺が短い)していて全く伸びしろもない状態です。燃焼調整は初期設定のままでこの状況と合っていません。
燃料の性能が引き出されても機械の性能が低下したまま(辺が短いまま)では頂点の高さが変わらず燃費は向上しませんが、機械の消耗部品等を交換して性能を回復させると頂点が高くなり燃費が向上します。

▼燃焼調整も必要となるパターン(主にA重油焚き機器)

燃料の性能が低い(燃料の辺が短い)ため機械性能が発揮できていない状態ですが調整はこの状況に合わせた設定になっている状態です。

燃料の性能が引き出されても、調整は以前のまま(辺が短いまま)の設定なので、その性能を発揮できず、頂点がの高さ変わっていません。頂点がより高い位置でバランスするように調整の設定を変更することで燃費が向上します。

効果はすぐ出るの?


 タンクタイガーの燃料への作用は添加後すぐに始まります。初めて添加した場合でも半日もあればタンク内の燃料へ行き渡ります。しかし、タンクタイガーの使用を開始すると、これまで蓄積した燃料タンクのスラッジや燃焼室の煤汚れが少しずつ減少していく「清浄期間」が始まるため、減少していく汚れの影響で清浄期間中は削減効果が低かったり、削減効果がない状態となってしまいます。汚れの減少が落ち着ついたら削減効果が現れてきますが、A重油炊きの機器は燃焼調整をおこなうようにしてください。

排気ガス計測機器を使えば燃焼状態が把握でき、清浄期間が終わったかどうかや必要な対応を判断するのに役立ちます。

もっと早く効果を出せないの?


 タンクタイガーの使用を開始してから早く削減効果を得たい時は「清浄期間」を短縮してしまうことが効果的です。使用開始前後に燃料タンク、サービスタンクの清掃、機器の清掃をおこなえばより早く削減効果が得られます。

実際に使ってみたら


■事例①

【状況】このA重油焚き温水ヒーターは寒冷地にある施設内の暖房と給湯に使用されていました。タンクタイガーの使用を開始してから清浄期間が約1ヶ月間続き、2カ月目に入ってすぐに燃焼調整が実施されました。

【評価】この施設の燃料消費量が気温に大きく影響を受けていたため、前年同月の燃料消費量(日量)を気温ごとに比較する方法とし、燃焼調整実施後から8ケ月目まで継続して比較を続けた結果、平均13.9%の削減効果となりました。

■事例②

【状況】このA重油焚き温水ヒーターは給湯に使用されていました。タンクタイガーの使用を開始してから清浄期間が約1.5ヶ月続いた後、燃焼調整が実施されました。

【評価】この施設の給湯設備は主に施設利用者が使用しています。燃料流量計は設置されておらず、給油量で比較するしかありませんでした。そのため燃料消費量と給油量の誤差をできるだけ小さくするため、燃焼調整後の5カ月間の給油量と前年の同期間の給油量を比較しました。さらに幸いにもこの施設は利用者数が安定していて、比較期間における施設利用者数は前年と0.4%程度の差しかなく、ほぼ前年と同条件下で比較ができ、19.7%の削減効果となりました。


電話での問合せ 03-5817-4230

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